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夏のダメージが出始めるこの時期、「生え際や頭皮にニキビが気になる」という方も多いのではないでしょうか。
ふと頭を触った時のポコッとした「できもの」。それに気が付かずにブラシで引っ掻いたり、出血したりと、頭皮ニキビは本当に厄介な存在です。
頭皮は、皮脂分泌が多く通気性が悪い場所。生え際や頭皮のニキビは、頭皮環境が悪化しているサインでもあります。
頭皮ニキビが炎症して、膿んで痛みを生じると薄毛に与える影響も少なくありません。
そこで、今回はそんな頭皮ニキビの原因や薄毛との関係、対策方法をお伝えします。
頭皮にできたニキビは、触ると痛いし、邪魔で不快そのもの。いったい何が原因? シャンプー剤やスタイリング剤を間違っている?など気になりますよね。
頭に「できもの」がある場合はちゃんと鏡で見てみましょう。もし毛穴を中心にやや赤みがかった盛り上がりが生じていたら“頭皮ニキビ”の可能性が高いといえます。
髪は毎日洗っているのにかゆい、ヘアブラシが当たって痛い…。そんな症状はどうして起こるのか解説します。
ニキビは、毛穴に皮脂が詰まっている状態ということができます。それは顔でも頭皮でも同じこと。毛穴詰まりが炎症を起こして進行したものがニキビというわけです。
頭の毛穴は髪の毛が生えるため顔の毛穴より大きく、皮脂腺も発達して活発に分泌されるのが特徴です。
本来なら大きな毛穴から分泌される皮脂は流れ出やすく、頭皮の毛穴は詰まりにくいと考えられます。
それにもかかわらず、顔より頭にニキビができる場合は、なんらかの理由で頭皮がダメージを受け、正常なターンオーバーがなされていない状態です。
皮膚のバリア機能が低下しているため、紫外線や整髪料などのちょっとした刺激でも発毛トラブルが起こりやすくなっています。
しかも頭皮ニキビは髪の毛に隠れて気づかないことが多く、薬が塗りにくいこともあり、一度できてしまうと悪化しやすく治りにくいのも特徴です。
ニキビというと思春期にできるものというイメージですが、頭皮にできる場合は30代〜40代の男性に多く見られます。
理由はニキビの元となる毛穴の詰まりとアクネ菌の増殖によるものですが、皮膚の生まれ変わりの周期=ターンオーバーの乱れが原因でできることがあります。
そのほか、シャンプーやコンディショナーの洗剤が残っていることや、汗や帽子を被ることでの蒸れが原因となることもあります。主な原因を見てみましょう。
シャンプー剤の刺激によるものが挙げられます。市販のシャンプーによく使われているラウレス硫酸、ラウリル硫酸などは洗浄力が強いのですが、頭皮に必要な皮脂やうるおいまで取り去ってしまうことがあります。
夏場に汗や皮脂汚れが活発だったことから、こういったシャンプーでゴシゴシ洗っていた方は乾燥から地肌の抵抗力が弱まったり、過剰な皮脂分泌を促したりしてニキビができやすくなります。
さらにすすぎが十分でなくシャンプー剤が頭皮に残っていると、細菌と混ざり、できものやニキビの原因になります。
整髪剤も頭皮にとっては刺激になりますから、すすぎ残しには注意が必要です。
枕カバーはどの程度の間隔で洗濯していますか? 同じものをずっと使い続けてしまっている方は要注意です。
清潔に保たれていないカバーには、汚れやダニが繁殖している可能性が大。これが頭皮に刺激を与えてニキビの原因になります。
毎日洗うのは大変という方はタオルを敷いて、それを毎日取り替えるようにしてみて下さい。また枕自体も太陽に当てるなどしてダニや細菌対策をしておきましょう。
仕事や人間関係などでストレスを抱えたり、睡眠不足なったりすると、ホルモンバランスが乱れて皮脂分泌が活発化します。これもニキビや痛い吹き出物の一因に。
ストレスは趣味やスポーツで上手に解消するようにして、毎日の睡眠時間は十分取ることを心がけましょう。
ニキビが抜け毛や薄毛を生じさせるというのではありませんが、ニキビができる頭皮環境が抜け毛、薄毛につながる可能性は十分にあります。
つまり、頭皮ニキビができた場所というのは、その周りの毛穴や皮膚の状態が悪化しているということ。時間がたつにつれ髪の毛へ栄養が行き渡らなくなり、髪の成長がストップして髪が抜け薄毛になりかねません。
さらに触ったりニキビを潰したりしてしまうことで、毛根や皮膚組織を傷つける危険もあります。
ニキビができるということは、そこが過剰な皮脂分泌を引き起こしていたり、刺激を受けていたりしているということ。さらに乱れた生活習慣によって悪化します。
これらはすべて薄毛を進行させる原因にもつながるもの。最近頭にニキビができやすいと感じたら、それは頭皮からのSOSと考えたほうが良いかもしれません。
ニキビができないような頭皮環境を作ることは、つまりは薄毛予防にもつながります。
シャンプーや整髪剤、皮脂の洗い残しといったヘアケアの手抜かりは、頭皮トラブルの最大の原因。
髪の毛を洗うだけでなく、頭皮環境を改善するスカルプケアと紫外線対策の意識も重要になってきます。さらに内側からバランスの良い食事を加えて、頭皮ニキビの予防をしていきましょう。
シャンプー前にはブラッシングで髪のホコリや汚れを落としておきましょう。
お湯で髪を濡らし、まず指の腹で頭皮マッサージしながら大まかな汚れをオフ。そしてシャンプーを手に適量を取って、必ず泡立ててから頭に乗せていきます。
シャンプー剤は頭皮にこすりつけないように。洗浄成分が頭皮に直接付着すると頭皮の炎症につながり、すすぎ残しの原因にもなります。
すすぎは、シャワーで2〜3分間流すようにします。お湯の温度は38〜39度程度のぬるま湯で、頭皮の負担を軽減しましょう。
もし炎症を起こしているニキビがあれば、触らずに泡で洗う程度にしておきます。
ぬれている髪は雑菌が繁殖しやすいので、タオルドライをした後はドライヤーで乾かします。
ドライヤーは頭から20cmほど離し、根元に風を当てながら地肌から乾かすように意識しましょう。
ニキビの改善には食生活も重要です。揚げ物など脂っこいものやアルコールを摂り過ぎると、それらを代謝するためにビタミンB群が大量に消費されます。
細胞の新陳代謝に関わるビタミンB群不足は、ニキビや吹き出物だけでなく抜け毛の原因にもなるため要注意です。
またストレスが強いと消費されてしまうビタミンCも、ニキビ予防のためには摂りたい栄養素。野菜やキノコ類をバランスよく加えて食べるのが理想ですが、難しければサプリメントで補うなど体の内側からも頭皮ニキビに対処していきましょう。
頭皮ケアで忘れがちなのが紫外線対策です。頭は常に太陽が降り注いでいますから、年中紫外線にさらされている状況といえます。
紫外線を受け続けた頭皮は乾燥し、バリア機能が低下して細菌にも弱くニキビができやすくなります。
長期的に浴び続けることで抜け毛や薄毛などの原因にもなるため、秋になっても日焼け防止スプレーや帽子などで紫外線対策をすることもお忘れなく。
頭皮ニキビは気になっても触らずに、ブラシで引っ掻かないように十分気をつけましょう。
絶対にやってはいけないことは「つぶす」こと。
炎症を起こしやすい状態のニキビや吹き出物をつぶしてしまうと、雑菌がついてよけいに悪化したり、炎症が収まってもニキビ跡となって残ってしまうことが。
頭皮は髪が生えているため市販のニキビ薬などが塗りにくい、または効きにくいことがあります。
炎症が広がってひどく痛むなどの症状があるようなら医療機関を受診し、薬を処方してもらうことをおすすめします。
また頭皮ニキビと似ている病気に、アレルギー性の皮膚炎や、脂漏性湿疹、アトピー性皮膚炎などがあります。
我慢できないほどのかゆみや強いニオイなど、できもの以外の症状が気になったら早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
ニキビを治すために市販の薬を用いることも良いですが、実際にあまり効果が感じられないという声を聞かれます。
頭にできたできものが気になるようでしたら、他の疾患の可能性もあるため皮膚科の医師の指示を受けてみましょう。
頭皮ニキビの治療には、塗り薬や飲み薬を用いて治療を進めていくことが一般的です。
頭皮のニキビ治療では、ディフェリンゲルや過酸化ベンゾイルゲルなどの外用薬を用いて行われることがあります。
これらの薬に含まれている成分は、ニキビの元を作る毛穴に詰まった汚れや角質を取り除きますので、一般的なニキビに広く使用される治療薬です。
ニキビ菌の感染が深刻な場合は、抗菌外用薬などを併用します。
内服薬としては、抗菌物質やビタミン剤、漢方薬などがあります。赤くなって炎症していたり、膿を持ったニキビが多かったりする場合は抗生物質を内服することもあります。
ほかにビタミン剤や漢方薬などを用いて内側からニキビを治していきます。
顔にできるニキビは気を使ってお手入れをする方でも、頭皮にできたニキビはずっと気が付かないことが多く、放置しがちです。
注意しなければならないのが、ニキビができるという頭皮環境がひいては抜け毛にもかかわっているということ。
夏を過ごした頭皮は、紫外線や洗髪の刺激から乾燥し、敏感になっています。
もし頭にぶつぶつがあって、お手入れを変えても治らないという方は皮膚科に相談してみて下さい。薄毛につながりそうな頭皮状態の不安に関しても相談可能です。
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