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今年の秋は猛暑の長期化によって、今までにないレベルで抜け毛が生じている方も多いと思います。元々、秋は抜け毛が増えるシーズンなのですが、今年は例年以上に気温が高く、9月後半になっても猛暑日が続くという状況でした。
そのため昨年以上に抜け毛量も増えていると感じている方が多いといわれています。
薄毛対策において、毎日の食事から髪に良い食べ物を意識して摂り入れることは重要です。髪も体の一部ですから、健康な髪を育てるためには適切な栄養を補給する必要があるからです。
そこで今回は、秋に旬を迎える食材が抜け毛予防になぜ役立つのかについてお伝えしながら、髪のために特に意識して摂りたい栄養についてもご紹介します。
薄毛やAGAにとって、普段口にしている食べ物はどのくらい影響しているのでしょうか。
薄毛の原因はいくつかあり、AGA(男性型脱毛症)や円形脱毛症、ストレス、甲状腺機能の異常などから発症します。
その発症に食生活が直接関係あるかというと、けしてそうではありません。食生活が直接的に抜け毛や薄毛を起こす原因にはなりませんが、発毛や育毛の環境は食事を中心とする生活習慣に大きく影響されます。
不規則な生活習慣が薄毛の進行を早めている可能性は十分にあるため、バランスのとれた食生活は、健康だけでなく髪に必要な栄養素を摂取するという意味で大切なことです。頭皮に回る栄養が不足すると、髪の成長が遅れるといったことが起こり、薄毛や抜け毛が進むことも考えられます。
今年の夏は記録的な猛暑が続きましたが、気温が高いと自律神経が乱れ、胃腸の働きが低下し食欲不振を引き起こします。
その結果、タンパク質やビタミンなど、髪にとって重要な栄養素が摂れなくなり、抜け毛や髪質の悪化といった悪影響を与えることがあります。
抜け毛予防に効果的な栄養素に、ビタミンB群があります。体の新陳代謝を促進し、髪の成長を助ける働きを持っていますが、特に頭皮の健康のためには、ビタミンB2やB6などが必要です。
ちょうど秋には、ビタミンB群を多く含む食材の多くが旬を迎えます。これからそんな秋の抜け毛対策として適した食材をご紹介します。
この時期、秋の味覚の一つであるサンマが旬を迎えます。脂がのって美味しいだけでなく、ビタミンB2やビタミンDが豊富で、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった必須脂肪酸が多く含まれています。
必須脂肪酸は、体内で作ることができない脂肪酸で、青魚や植物油などに多く含まれています。これらは髪の健康維持に必要な栄養素です。
またビタミンB2は、頭皮の皮脂の分泌を抑えて新陳代謝を促し、良質なタンパク質は髪の材料にもなります。
塩焼きにレモンや大根おろしを添えたり、煮付けや刺身にしたりするなど様々な調理法でこの時期たくさん食べておきたい食材です。
秋には栗も収穫されます。栗はビタミンB1とB2を多く含んでいて、特にビタミンB1は、炭水化物の代謝を助けるため、エネルギーの効率的な燃焼を促進します。
茹でてそのまま食べても美味しいですが、栗ご飯や、甘栗、きんとんなど、秋らしい風味を楽しんでみましょう。
水分や食物繊維が豊富で、糖質もほぼゼロ、低カロリーの点も魅力なキノコ類も秋に旬を迎える食材です。
キノコは、髪の元となるタンパク質を効率的に分解する働きに加え、頭皮ダメージを補修してくれるビタミンB群が豊富で、特に舞茸には多くのビタミンB2が含まれています。
舞茸、シメジ、エリンギなど沢山の種類を使って炒め物や鍋料理、炊き込みご飯などにすると、簡単にそれでいて美味しくビタミンを摂ることができます。
秋を代表する食材サツマイモは、頭皮環境を整えたり、毛母細胞の分裂を積極的に促したりするβ-カロテンが豊富です。さらにビタミンCやビタミンB6が含まれており、髪の健康維持に役立ちます。
また、食物繊維も多いため腸内環境の改善にもなりますので、焼き芋やスイートポテト、大学芋にアレンジして、秋の味覚を楽しみながら摂り込むことができます。
お米にはビタミンB群やビタミンE、亜鉛などが含まれます。ビタミンBの中で特にビオチン(ビタミンB7)は、髪の成長を促進して、健康で強い髪を支えている役割があります。
また、亜鉛は髪の毛の成長に不可欠な栄養で、不足すると抜け毛が増え薄毛を進めてしまうことも知られています。
亜鉛が豊富なお米を食べることで、髪に必要な栄養が供給され、健康で美しい髪を保つことが可能になります。
もちろん、お米に含まれるビタミンEやB1など他の栄養素も、頭皮の健康や髪の維持に欠かせません。ビタミンEは頭皮の血行を良くし、新米に含まれるビタミンB1はエネルギー代謝を助けることで、体全体の健康をサポートします。
これらの栄養素が相互に作用することで、髪の毛は内側から栄養を得て、外側からのダメージにも強くなります。
りんごやぶどう、柿、イチジク、アケビにはビタミンCが豊富に含まれます。
ビタミンCは髪の生成に必要なコラーゲンの生成を助ける働きがあるため、抜け毛予防に重要な栄養素です。さらにその抗酸化作用の働きで頭皮を健やかに保ち、髪の健康を守ります。
特に柿は1個で1日に必要なビタミンCを摂ることができます。果物は、そのまま食べるだけでなく、サラダやデザートに取り入れると、食事に彩りを加えることができます。
一年中出回っている食材でも、実は秋が旬といった食べ物があります。
その一つにビタミンB2が多く含まれるアボカドがあります。アボカドは新物が出回るのが9月から10月にかけてです。ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあり、頭皮環境を整えるのに最も必要な栄養素です。
髪の毛の成長を促すために重要な役割を果たしているのが亜鉛です。牡蠣やナッツに、亜鉛は多く含まれます。
髪の毛はケラチンというタンパク質からできていますが、亜鉛はそのケラチンの生成に必要で、健康な髪を維持するために必要不可欠です。亜鉛が不足すると髪の毛が細く弱くなってしまうことがあります。
さらに亜鉛は細胞分裂を助ける働きもあり、毛母細胞の活性化を助けて髪を成長させます。
特にこれから冬にかけて旬な牡蠣は、亜鉛だけではなく良質なタンパク質も取れるので、旬な秋の食材を摂って秋の抜け毛対策にしてみて下さい。
また、髪を育成しているケラチンというタンパク質はビタミンB6がないと形成されませんが、そんなビタミンB6が豊富なのがサツマイモやナッツです。
秋は髪にとってとても良い食べ物が多く出回りますが、その栄養素をより効果的に生かすために、気を付けたい点についてもご紹介したいと思います。
ここでは薄毛対策をする上で避けたほうがいい食習慣について解説します。
髪にとって特に注意したいのが動物性脂肪です。動物性脂肪を多くとり過ぎると皮脂が過剰に分泌されることになり、毛穴が詰まりフケの原因になったりします。
そうなると頭皮へ必要な栄養が届かなくなってしまう恐れがあるため、ラーメンや揚げ物など脂質や塩分の多い食べ物には注意が必要です。
糖質と同様に糖質も多く摂り過ぎてしまうと、皮脂が過剰に分泌されます。過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ、頭皮環境が悪化します。
糖質を多く摂るとなぜ皮脂が多くなるのでしょうか。それは過剰に摂取した糖質は、体の中で脂肪として蓄えられます。そして血液の中性脂肪が増加する原因となります。
中性脂肪が増えると、血流が悪くなり頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなります。
米やパンといった主食や、甘味飲料水やスイーツなどの甘いものが糖質の代表的なものですので、摂り過ぎには注意しましょう。
睡眠中は発毛に必要な成長ホルモンが分泌されます。その分泌をスムーズにさせるためには頭皮の血流を保つことが大切です。
ですが、寝る前に食べてしてしまうと、それを消化するために血液が胃腸により多く流れるため、頭皮への血流が低下し届かなくなる恐れがあります。
また夜遅い時間に食事をすると、摂取したエネルギーがほぼ消費されませんので、余分なエネルギーが体脂肪となって貯まりやすくなります。
脂肪が多くなると皮脂が過剰となり、毛穴詰りやニキビなどの原因となります。
薄毛を気にする方以外でも寝る前の食事は避け、できれば寝る数時間前には食事を済ませるようにしましょう。
食べ過ぎも良くありませんが、ダイエットで過剰な食事制限をしてしまうことも髪の毛にとって良くありません。
極端な食事制限をすると髪の毛に必要な栄養素が不足して、頭皮に十分な栄養素が届かなくなり頭皮環境が悪化、薄毛が進行してしまう恐れがあります。
脂質を控え過ぎると皮脂の分泌が減って、頭皮の乾燥を招きフケの原因になったり、頭皮の血行が悪くなったりしてしまいます。食事量は多すぎず、少なすぎず適切な量を心がけましょう。
秋は抜け毛が気になる季節ですが、旬の食材には髪の健康をサポートする栄養素がたくさん含まれます。この時期にビタミンB群やビタミンCが豊富な食材を食べて、頭皮環境を整え、秋の抜け毛対策を行いましょう。
食生活の見直しは、薄毛の進行を遅らせることができるともいえますが、食べるもの自体が薄毛の原因ではないため根本的な改善は期待できません。
薄毛の場合、特にAGAの症状でお悩みの方は、食の改善をしながら一度クリニックを受診して治療を検討してみて下さい。
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