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春は、就職や進学、異動など新しい環境で生活を始める方も多いのではないでしょうか。
そんな時、「最近抜け毛が増えている」「髪の伸びが遅い」と感じている方は、人に与える印象を気にして不安になることもあるかもしれません。
実際に髪の伸びが遅くなることはあるのか、また抜けた髪を復活させて、髪を早く伸ばす方法はあるのでしょうか。
髪の伸びが遅いと感じる原因の中には、AGAが関係していることも考えられます。
そこで、この記事では、本当に髪の伸びが遅くなるのかどうか、髪が伸びるメカニズムや薄毛の原因について解説します。髪を伸ばす方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
一般的には、人によって髪の毛が伸びる早さに大きな差はないとされています。
ライオン家庭科学研究所の報告によると、頭髪はだいたい1日0.34mmほど伸びるということで、1カ月で約1cm伸びているとされています。
そうした速度に大きな個人差はないはずなのに、なぜ伸びるのが遅いと感じることがあるのでしょうか。その主な原因には2つのことが考えられます。
薄毛の多くの原因となるAGA(男性型脱毛症)を発症すると、髪も正常に伸びにくくなってしまうといいます。
髪は、毛が生えて伸びる成長期が2年〜7年間続き、その後、成長が止まる退行期となり、抜け落ちる休止期になるという周期を繰り返しています。
AGAを発症した方は、このヘアサイクルのうち成長期が短縮してしまうのが特徴で、そうなると髪の毛がまだ短く細い状態のまま抜け落ちてしまいます。そのために伸びるのが遅いと感じてしまうということがあります。
年齢を重ねることで、前に比べて髪がなかなか伸びないと感じることがあります。それは、加齢によって血流が低下し、発毛や育毛が行われる毛母細胞に栄養が行き渡りにくくなり、毛幹の大きさが縮むことから起こってきます。
また加齢によってヘアサイクルの成長期が短くなることや、休止期が長くなること、毛幹のサイズが縮むことがあるとされ、薄毛や髪の伸びが止まるといわれています。
これによって髪の伸びるのが遅くなったと思ってしまうことになります。
抜け毛が増えたとしても毛母細胞がまだ生きていて機能しているうちは、髪は再び生えてきます。髪の生まれ変わる周期では、退行期から休止期を経て再び毛母細胞は活性化され新しいサイクルの成長期へ変わっていきます。
それはAGAや加齢によって薄毛が進んだり、髪が伸びにくくなったりした場合も同じで、髪がない状態でも毛母細胞を活性化させることができれば、再び髪が生えるようになります。ただし、髪を復活させられないケースもありますのでそれを次に解説します。
薄毛の多くの要因となるAGAは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が毛母細胞の分裂を抑制してしまうことで成長期を短縮させます。
この症状がどんどん進むと、最後には毛母細胞が活動しなくなります。
髪を作るこの細胞が完全に機能しなくなった場合には、そこから髪の毛を復活させることができません。
AGAが進行してから時間が経ってしまっていて、薄毛がかなり進行している場合には、髪を蘇らせるのはかなり難しいといえるかもしれません。
早期のAGA治療が大切というのは、髪を復活させられる可能性がまだあるうちに治療を開始した方が良いということで、早めの治療が推奨されています。
加齢やAGAなどでは、髪の生まれ変わりを繰り返していくうちに毛包が小さくなることがわかっています。そうなると生えてくる髪も細く短くなるということです。
毛包(毛嚢)は、毛穴の奥にある小さな円筒形の構造をして、その下端には毛乳頭と呼ばれる細胞の塊があります。この塊を囲むように髪の元となる毛母細胞があります。
毛母細胞が毛乳頭の働きかけで分裂して増えることで毛が伸びますが、毛包自体が縮んでしまうと、生えてくる毛も細くなって、すぐ抜けていくということが報告されています。
毛包が小さくなり続けると、最終的に髪は生えてこなくなり、そうなってしまうと治療をしても髪を復活させることはできません。
髪の伸びが遅いと感じる原因となるAGAや加齢も、ヘアサイクルの成長期が短くなることで成長せずに抜け落ちていきます。
つまり早めに乱れたこの周期を戻せれば、長く太く正常に伸び続けることも可能ですので、ここからヘアサイクルを整えて髪を早く伸ばす方法を紹介します。
頭皮マッサージで髪の生まれ変わる周期を整え、髪の毛を太く正しく成長させられる可能性があります。
マッサージで髪を生やす司令を出している毛乳頭細胞に刺激を与えることで、脱毛の原因となる遺伝子を抑えられ、ヘアサイクルに関わる遺伝子の増加も確認されています。
頭皮マッサージは、毛母細胞の増殖を促進させ、髪の成長期を保って毛を伸ばし復活させるのを助ける良い方法といえるでしょう。
髪を早く伸ばすためには育毛剤を使うのもおすすめです。育毛が期待できる成分にはミノキシジルがあり、日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨されています。
短くなった成長期を延長して、毛包が小さくなるのを防ぐ作用が期待できるため、ミノキシジル配合の育毛剤を使用することでヘアサイクルが整い、長く太い髪を作りやすくなります。
育毛剤は、AGA専門クリニックなどで処方してもらうほかにも、薬局やドラッグストアで購入することが可能です。
市販されている育毛剤の中にも、毛母細胞の活性化を促す成分が含まれるとされるものや、血行促進があるというものがあります。
クリニックの治療で用いられる外用薬と比べて濃度が低くなりますが、そういった外用薬やローションなどを頭皮に直接塗布することで、毛母細胞の分裂を促し活性化させる作用に一定の効果が期待できるかもしれません。
購入する際の注意点として、アルコールなど刺激の強い成分が配合されているものは、頭皮トラブルを招いてしまう可能性があるのでよく確認してから購入しましょう。
毎日の習慣としてブラッシングを行うのもおすすめです。頭皮の血行が良くなりますので、髪を作る毛母細胞などに栄養が行き渡りやすくなり、髪の成長につながります。
ブラッシングをする際には、軽い力で行うようにしましょう。力を入れ過ぎると、髪や頭皮を傷つけてしまい逆に抜け毛の原因になります。
頭皮マッサージやブラッシング、外用薬などによって髪の成長期を正常に戻せる可能性がありますが、やり過ぎには注意しましょう。
マッサージやブラッシングなどをやり過ぎてしまうと、頭皮だけでなく奥の毛根細胞にまでダメージを与えてしまうことがあり、髪の成長を損なう危険もあります。
外用薬についても同様に、表記されている規定量より多く使ったからといって効果が高くなることはありません。用法や用量を守らないために炎症やかゆみなどのトラブル発生するリスクが高まってしまいます。
頭皮マッサージやブラッシングは1日1回ぐらいに留め、外用薬も用法や容量を守るようにしましょう。
ではクリニックなどの治療で、毛母細胞を復活させるとともに毛包の矮小化を防ぐために、どんな方法があるのでしょうか。
AGAを発症したために薄毛が進行し、毛母細胞の働きが低下している場合には、毛母細胞を活性化させるために効果的な専門の薬が必要です。
使われる代表的な治療薬には、血管拡張作用や発毛、育毛が期待できるミノキシジルや、脱毛を引き起こす酵素である5αリダクターゼの働きを抑えるプロペシアやデュタステリドを含む薬があります。
このような治療薬は、薄毛専門クリニックなど医療機関で処方されます。
現在は、海外通販でこれらの成分の含有量が多いものを手に入れることもできますが、副作用などのリスクがあるのでおすすめはできません。
AGAによる影響で細く短くなっている髪を伸ばすには、LEDや低出力レーザーによる治療もあります。これはLEDによって毛乳頭細胞が活性化されるとともに、発毛を促す因子の分泌が増すことで、髪が成長し復活するようになります。
日本皮膚科学会でも推奨されている治療法で、副作用も比較的穏やかということから育毛や発毛に期待できます。
LEDや低出力レーザーによる治療は、AGA専門のクリニックなどで治療を受けることができますし、市販でLED照射器を購入して行うこともできます。
空中に伝わる超音波を皮膚に接触することなく当て、振動を与える非接触振動圧刺激によって発毛を促す方法です。
新しい薄毛対策やAGA治療への活用が期待されており、発毛薬のミノキシジルと併用することもできます。
髪が伸びる早さに大きな個人差はありません。しかしAGAや加齢などによってヘアサイクルにおける成長期が短くなると、今までより髪が伸びなくなることがあります。
そうなることを防ぐためには、日頃からヘアサイクルを正常に保つような対策が大切になってきます。
ヘアサイクルを整えるための対策として頭皮マッサージや生活習慣の見直し、治療薬など様々な方法があり、そうしたセルフケアで髪を伸ばせる可能性もあります。
ただ、髪の伸びが遅いと感じているだけでなく薄毛も進んでいると感じる場合には、AGA専門クリニックへの相談も検討しましょう。
医療機関では、血液検査や遺伝子検査、マイクロスコープによる視診などで薄毛の原因を調べてもらえます。症状に合った治療も受けられるので、「髪を早く伸ばしたい」「薄毛や抜け毛が気になる」という悩みを解消できるでしょう。
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