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髪が生えていないところは毛根が死んでいる? 一度毛根が死滅したら復活しないってホント? 薄毛のお悩みを抱える方は、そんなご心配をされている方もいらっしゃると思います。
確かに、死んでしまった毛根細胞から再び髪が生えてくることはありません。ただし完全になくなるというケースは少なく、活動が休止状態になっているだけのことの方が多いといわれます。
そこで、この記事では、毛根の死滅や休眠について解説しながら、休んでいる状態を復活させる方法をご紹介します。諦めずに今から発毛機能を取り戻していきましょう!
例えば、毛根の毛母細胞が滅んでなくなったということが起こると、その後、毛は全く生えてこなくなります。
そうしたことが起こる理由には、ヘアサイクルの寿命が尽きたということの他に、火傷や怪我などを負ったことがあります。
人間の命と同じように、髪の毛にも寿命があります。そしてその命が終えると毛根細胞も死んでいきます。
その細胞が生きている長さはどう決まるかというと、発毛サイクルの回数といわれています。髪の毛は、だいたい15~20回ほど生え替わりといわれ、その発毛周期は、一本一本の毛ごとで異なっています。
しかし、頭皮環境の悪化やAGAの発症などでその周期が短縮してしまうと、早めに役目を終え、死んでいく速度が増していくということなのです。
ひどい火傷を負ったため頭皮がただれたり、頭部を縫わないといけなかったりするような怪我をした場合、その周辺の毛根が破壊されることがあります。
皮膚は、表皮と真皮、皮下組織の三層構造から成りますが、その中で毛根が存在する「真皮層」でダメージや炎症が繰り返されると、頭皮は赤く腫れ、かゆみや痛みが出ます。
そういった真皮層まで届いてしまう炎症や傷が原因で、毛根がなくなる可能性があることも覚えておきましょう。
実際は、完全に毛根細胞が死滅したわけでないのに、毛が生えないという方も相当数いらっしゃいます。
そのような場合は、毛根がただ単に活動を停止している状態になっていることも多いのですが、そんな時、頭皮やその奥の真皮層ではどのようなことが起こっているのかについて解説していきます。
発毛サイクルが行われている途中で止まってしまった状態のことを、「休眠」と呼んでいます。
髪が生え変わる周期は大きく、成長期、退行期、休止期の3つに分かれ、一般に、休止期に入る際に髪が抜けていき、成長期に入るとまた新しい髪が生え始めます。
ヘアサイクルの周期は、男性の場合が3~5年、女性の場合は4~6年かけて行われています。
そして毛根が死滅していないのに髪が生えてこないのは、毛母細胞が一時的に休んでいる状態に入ってしまい、このサイクルがストップしていることもあるのです。
毛根の生命力は意外にも強いので、簡単になくなるということは珍しく、完全に消滅するケースは、まれなのです。
そして、例え一時的に髪の成長が停止したとしても、必要な栄養素を与え、適切な治療をすることで、休眠中の毛根は再び活動を開始し、新しい髪が生え始めることも不可能ではありません。
AGAになると発毛サイクルが短くなって、次に生えてくるのを待たずに髪が抜けていくようになります。
その際、頭皮の奥では、男性ホルモンのジヒドロテストステロンが、髪の元となる毛母細胞へ栄養を送る毛乳頭に作用し、毛母細胞の働きを低下させ、成長期を短縮する指令を出しています。
ジヒドロテストステロンは、テストステロンと5αリダクターゼが結合してできる男性ホルモンで、抜け毛の原因にもなることで知られています。
毛根の働きがストップしてしまうのは、AGAの発症で成長期が短縮され、早く退行期に移行している状態といえます。
髪がどんどん伸びるのは成長期にあるからで、この期間が短いと髪は十分に育たず、短く細い髪が増えていき、抜けていってしまうのです。
また食事の偏りや睡眠不足、運動不足などの生活習慣によっても発毛サイクルが乱れ、毛根が休んでしまう原因になります。
偏った食生活を続けていると、髪に必要な栄養分が行き渡らず、毛母細胞の活動がエネルギー不足で弱まってしまいます。
それ以外に、睡眠不足やストレス、疲労なども自律神経のバランスを崩すことになり、血流の悪化を招き、それも毛母細胞の分裂を妨げてしまいます。
一見、直接的な原因と関係ないように見えても、不規則な生活を続けていると、いずれ活動しない毛根が増えていってしまうでしょう。
今現在は、毛が生えてこなくても、毛母細胞はまだ生きていれば、適切なケアや治療、栄養バランスなどの生活習慣の改善で、再び活動を始めることがあります。
ご自身で、もう生えないかもしれないと思える状態でも、この細胞さえ死んでなければ、毛根を復活させることができるということです。
この点を理解しておくと、薄毛対策に対しても積極的に取り組みたいという意欲が湧いてくるのではないでしょうか。
止まってしまった発毛サイクルを正常に戻して、毛母細胞の分裂活動を再び開始させるために、日常的にできることがあります。
必要なことは、栄養バランスを考えた食事、適度な運動を継続すること、ストレスを貯めずに発散する、頭皮環境を整える工夫など基本的なことを長期的に実践して行くことです。
丈夫な髪を育てるため日常でできることの一つに、バランスの良い食事が挙げられます。
揚げ物や、焼肉など脂質の多いものを食べがちな方や、甘いお菓子やアルコールなど糖質を摂り過ぎている方は、ビタミンやミネラルが不足していると考えられます。
毛髪を構成する成分のケラチンを作るには、それらの栄養素が欠かせません。
また脂質や糖質が多い食事を続けているうちに、血液がドロドロになって血流が滞り、毛を作り出す細胞に栄養を届けることができなくなります。
まずは外食や飲酒の回数を減らし、良質のタンパク質、野菜類、食物繊維などバランス良く取り入れながら、食生活を見直すところから始めてみましょう。
健康な髪を作るためには、日頃から運動を続けることをおすすめします。
適度な運動は血流を良くするだけでなく、筋肉の維持とストレス解消にもなり、毛根の活性化にも良い作用が生まれます。
一日30分のウォーキング程度の運動でも十分ですので、続けられることをポイントに実践してみましょう。
まとめて時間が取れないという方は、通勤時に1駅前で降りて歩いてみる、エレベーターを使わず階段を使う、入浴した後に軽めのストレッチをするといったことも良い方法です。
ストレスを感じると交感神経が高まって、血管が収縮してしまいます。また免疫力の低下も招くために、頭皮環境も悪くなる原因にもなるといえます。
できるだけリラックスして生活することが、抜け毛予防にもつながってきますので、運動の他に、趣味の時間を持つ、好きな音楽を聴くなど、映画を観るなど自分なりのストレス解消法を見つけて下さい。
毎日入浴をし、地肌の汚れや刺激物を洗い流すことも大切です。それにはシャンプー剤の選び方にも注意しましょう。
洗浄力の強すぎるシャンプー剤は、必要以上に皮脂を洗い流してしまいます。皮脂は、頭皮のうるおいを守る働きがあるので、あまり除去し過ぎると乾燥を招いて、過剰な皮脂分泌を促してしまいます。
頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプー剤を選び、しっかり洗いつつ乾燥も防ぐ、そんなことを心掛けましょう。
一度活動をストップした毛根が再び開始するまで、どのくらいの期間がかかるのでしょうか。
休眠している状態から、何らかの対策をして毛が生えるようになるまで、およそ半年から1年ほどかかります。一度休止状態に入ると、3ヶ月はそのままといわれています。
毛根が再び活動を始めてから成長期へ移行し、実際に発毛を実感するまでには時間がかかりますので、お伝えしてきた生活習慣の見直しも、途中で止めてしまうとそれまでの努力が台無しになります。
とにかく、短期的なものではなく、長く気長に、継続的に取り組むようにする必要があるのです。
毛根活動が休止したために、抜け毛の量が増えてしまったという場合にも、AGAの専門クリニックで治療することができます。
発毛サイクルが乱れたことで起こる薄毛の治療では、フィナステリド、デュタステリドなどのAGA治療薬を用いて行います。
特に、AGAは進行型という特徴があり、このためにサイクルが短くなったという場合は、治療を行わないと薄毛がどんどん進んでいきます。
できるだけ速やかに治療を開始することが、改善できるか否かの大切なポイントになってきますので、症状の進み具合などのご心配ごとは、まずクリニックを訪れ、カウンセリングで医師に相談することをおすすめします。
AGA専門のクリニックでは、主に投薬治療を行いながら、ヘアサイクルを乱す原因に直接アプローチすることが可能です。
ここまで毛根の死滅と休眠について解説して、その解決方法もお伝えしてきました。
毛根が完全に死滅すると、そこから新しい髪の毛は生えてこなくなりますが、実際に消滅するケースはそんなになく、ほとんど休眠状態に入っているだけということが少なくありません。
生活習慣やストレスは、頭皮環境を悪化させ、発毛サイクルを乱す原因になり得ますが、それに加えAGAも発毛周期を短縮させている恐れがあります。
毛根の活動を再開させるためには、バランスの良い食事、適度な運動、ストレスを溜めない生活などを見直し、さらに薄毛の症状によっては専門クリニックでの根本治療が必要になります。
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