夏こそ、うるおい補給！ お疲れ気味な頭皮に取り入れたい保湿アイテム

紫外線ダメージやエアコンの使用で、髪のパサつきやゴワつきに拍車がかかる季節です。
そして乾燥しやすいのは髪だけではありません。
汗をかくため頭皮は潤っていると思いがちですが、実はこうした環境で、頭皮も乾燥している可能性があります。
夏の頭皮ケアというと、汗や皮脂汚れを取ることに意識が向きがちですが、紫外線やエアコンの影響で思っている以上に頭皮は乾燥しています。
そんなお疲れ気味な夏の頭皮におすすめなのが、保湿。
この記事では「頭皮の保湿」をテーマに、健やかな頭皮と育毛を目指したい方に実践して欲しいケアと保湿アイテムをご紹介します！
たっぷりうるおいを補給して、夏ダメージに負けない健やかな髪を育みましょう！
 

夏の頭皮ケアに、保湿が大事な理由

紫外線の量が多く、頭皮や髪にダメージを受けやすい夏。しかも高温多湿の気候で汗を多くかき、皮脂や汚れが溜まりやすいといえます。
そんなベタつきや汚れが気になるから毎日シャンプーしているはずなのに、なぜかフケがポロポロ出てくる……そんな経験ありませんか？

 

夏の薄毛は、乾燥によるフケの“毛穴詰まり”が原因？

そもそも夏にどうしてフケが増えるのでしょうか。
まず暑い季節には、頭皮の温度は上がり大量の汗をかくために新陳代謝が速まります。新陳代謝が速いということは、通常よりも古い角質が生み出されるペースが速まり、溜まりやすくなるということ。
その古い角質が毛穴に詰まると、皮膚の奥にうるおいが届かず、保湿機能が低下してしまうと、パラパラとした乾燥性のフケが出やすい状態になります。
特に夏場は冷房の使用で室内の湿度が下がっていますから、地肌が乾燥している方は多く、フケが出やすい状況をさらに作っています。
その反面、屋外に出て頭皮に汗をかくと常在菌や皮脂と混ざり合うことになり、ベタついた脂性のフケも発生しやすくなります。
つまり、夏は脂性と乾燥性のフケのどちらも発生しやすいという悩ましい季節というわけですね。

夏のフケは薄毛のサイン!？ 暑い季節こそ保湿を！

さらにフケが溜まると心配になってくるのが、薄毛です。
皮脂や古い角質が過剰になって頭皮の毛穴が詰まると、うるおい不足を招いて健やかな毛髪の成長の妨げになります。
特に紫外線を浴びてフケが酸化すれば、活性酸素が発生して毛根が萎縮し、抜け毛の原因になります。
だからこそ、頭皮と毛穴を清潔に保つだけでなく、保湿ケアをして頭皮を健やかな状態に整えることが大切なんです。
頭皮へうるおいを補うことは、加齢による抜け毛や髪やせが気になる方にもおすすめです。
髪のパサつき、フケ、かゆみに始まり、白髪、髪やせ、抜け毛、薄毛などといった、頭皮トラブルは、乾燥が原因となって起こる場合が少なくありません。
だからこそ、定期的な頭皮のうるおい補給が大切です。

お疲れ気味な夏の頭皮への保湿ケア

丈夫で元気な髪を生み育てるためには、頭皮は内部からうるおって、柔らかく、弾力がある状態が望ましいといえます。
シャンプー後に頭皮用化粧水で保湿をすることが、夏に負けない健やかでイキイキとした髪と頭皮を育むことにつながります。

 

頭皮の化粧水、おすすめはアロマ系

お風呂上りはなかなか汗が引かず、ドライヤーの熱でさらに汗だくに…。
そんな時には、スーッとした清涼感とフレッシュなアロマの香りで、ほてった頭皮を心地よい爽快感で整えてあげましょう。
オレンジなどのシトラスの香りや、ティーツリーのシャープなアクセントを効かせた香り、落ち着いたラベンダーなどの香りがおすすめです。
頭皮用化粧水を選ぶ際には、狙ったところにピンポイントでスプレーできるジェットスプレータイプのものなど、塗布しやすさと使い心地にもこだわってみましょう。
化粧水や保湿エッセンスをマッサージしながら馴染ませると、血行促進の効果もプラスされて、健康な髪が生えやすい土台づくりにもなりますよ。
たっぷりうるおいを補給しながら、健やかな頭皮環境に整えましょう。

 

自ら潤う力を促進する、薬用頭皮保湿液

頭皮のカサつきを感じる、頭がかゆくてかいてしまうという方におすすめしたいのが医学部外品の頭皮用保湿液です。
乾燥した頭皮の奥では、セラミドが不足しているために水分が逃げやすい状態になっています。
そんな時には、外から水分を与えるだけでなく、頭皮の内から自らうるおいを保つ力をアップするセラミドやコラーゲンなどの成分が配合されている保湿液を選んでみて下さい。

オイルインシャンプーで頭皮の乾燥ケア

フケやかゆみなど乾燥による頭皮トラブルを防止するために、シャンプーも保湿効果がある植物オイル配合などのオイルインに切り替えてみてはいかがでしょうか。
もっちり泡だてたシャンプー剤で頭皮を包み、優しく洗いながら、健やかな状態に導きます。
植物オイル系であれば、泡立ちも滑らかで、角質も汚れもしっかりオフ。必要な油分は残して、サラサラに仕上がります。
頭皮のかゆみを和らげたい方には、抗炎症成分などが配合してあれば、頭皮のかゆみや、炎症による抜け毛を抑えることも期待できます。

 

洗い流さないトリートメント剤

特に髪や地肌の乾燥が気になる方には、洗い流さないタイプのトリートメント剤がおすすめです。
できるだけ、頭皮をこすらない、刺激を与えないために、ワンステップ省けてヘッドマッサージクリームとしても使えることが魅力です。
コロナ対策が続く毎日のリラックスタイムに、疲労回復、リフレッシュ対策にも、頭皮マッサージはおすすめできます。
マッサージをすることで、頭皮の血行を良くして、頭皮環境を整えられますので、その後の育毛エッセンスなどとあわせて使っても良いですね！

 

クレイの力で地肌の角質汚れをスッキリ

古い角質が溜まった頭皮にいくら保湿ケアをしても、効果がないことはいうまでもありません。
化粧水などが浸透していないと感じたら、一度、肌にやさしいクレイ配合のシャンプー剤で、角質や汚れ、皮脂などを除去してから、保湿してみて下さい。
頭皮に心地よい指圧を与えながら洗うことで、地肌をじんわりやわらげ、引き締めてくれます。
スッキリとした洗いあがりの後には、ご紹介したような保湿剤でたっぷりとうるおいを与えてあげると効果がアップするはずです。

 

乾燥を防ぐためのシャンプーの基本

まずは髪を濡らす前にブラッシングをしましょう。忘れてしまいがちですが、これで髪の表面のほとんどの汚れが落ちます。
その後のシャンプーの泡立ちも良くなりますから、使い過ぎも防ぐことができます。
洗う際には指の腹で頭皮をマッサージするように。
洗い流すお湯の温度は約38度の少しぬるめが基本です。熱すぎると必要以上に皮脂を取り除くことになり、乾燥を招いてしまいます。
そして、一番重要なのがシャンプーやトリートメント剤が残らないように、しっかり流すこと！
ここで流しきれないと乾燥フケが出てしまうので、しっかりぬめりがなくなるまでしっかりすすいで下さい。

 

ドライヤーの長時間使用はNG！

髪を洗った後に乾燥を招く原因となるのが、ドライヤーのかけ方です。
熱風を当てる時間や頭皮からの距離に注意しながら、髪を乾かしましょう。
因みに暑い夏にはついドライヤーの熱風を避けたくなりますが、自然乾燥はＮＧです。
せっかく清潔になった頭皮が蒸れて、細菌が繁殖する原因になってしまいます。
次の要領で手早く地肌と髪を乾かしましょう。

 

髪を乾かす時のポイント

■タオルドライでドライヤー時間を短縮
タオルで水気をふき取ることで、ドライヤーの時間が短くなり、その分熱による頭皮のダメージを抑えられます。
■ドライヤーは20㎝離す
ドライヤーは、髪から親指と人差し指を広げた距離以上離して使うことを心掛けて下さい。また同じ箇所で長時間熱を当てないように、まんべんなく髪を乾かしていきましょう！

頭皮が乾燥するNG行動をチェック！

保湿ケアの大切さがお分かりいただけたところで、最後に日頃の習慣にも意識を向けてみましょう。
頭皮乾燥を招いてしまうNG行動を挙げてみました。どれも乾燥トラブルや抜け毛の原因につながる状況ですので、チェックしてみて下さい。
もし、当てはまることがあれば、頭皮ケアとともに、できるところから改善していきましょう。

 

1 冷房の効いた部屋に長時間いる

冷房によって、室内の空気は思った以上に乾燥しています。特に気温の高い外で汗だくになって、急に室内で乾燥した冷房の風にあたると、頭皮から水分がどんどん奪われていきます。
血流の悪化も招きますので、できるだけ適度な温度設定を心掛け、加湿器の併用など室内の湿度にも気を配りたいものです。

 

2　一日に何度もシャンプーをしている

フケやかゆみが気になるからといって、1日に２回も３回も頭を洗っていませんか。
朝シャンさえも乾燥にはよくありません。
洗いすぎると、頭皮が潤わせるために必要な皮脂が失われてしまい、乾燥を招いてしまいます。

 

3　40度以上のシャワーで流している

シャワーの温度が熱すぎると必要な皮脂まで落としてしまいますから、これも頭皮が乾燥する原因につながります。

 

4 シャンプー後の、頭皮の生乾き

頭皮が濡れたままでいると、雑菌が繁殖しやすい状態をつくることになります。
細菌が増えると、頭皮のターンオーバーが正常に行われなくなって、角質が溜まり皮膚の奥では乾燥が起きやすくなります。

 

5　食生活が乱れがち

頭皮は、食事から摂取した栄養素が血液から運ばれることで健康な状態を保っています。
暑い夏にはその食生活が乱れがちになり、頭皮の乾燥を招く原因になります。
 
以上のことに心当たりがあったら、まずはそんな生活環境の見直しを！　そして、ご紹介してきた頭皮の乾燥対策を取り入れて、健康的な頭皮をキープしましょう。

 

まとめ

頭皮用化粧水で保湿することは、夏の髪のトラブル対策だけでなく、髪やせや抜け毛、薄毛が気になる方にも効果のあるお手入れ方法です。
意外にも夏は頭皮の奥で乾燥しやすい時期ですので、意識して保湿ケアをして、弾力ある健やかな地肌をキープしましょう。
またご紹介した、潤いを与えてくれるアイテムをぜひ取り入れてみて下さい！
汗ばむお風呂上がりを、心地よい時間に変えてくれる爽快感を体感してみて下さいね。