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夏になると汗や皮脂分泌が増えて、地肌が常にジトジト、べとべと。そんな方もいらっしゃると思います。
髪を洗っているのに頭がかゆい、そしてかいたりしているうちにニキビのような「できもの」を発見…。
ニキビ以外にも、いろんな種類のできものがあります。これから増えてくる頭皮のできもの。抜け毛やはげることに関係があるのでしょうか。
それぞれ何が原因で、薄毛やはげることとどんな関係があるのか。その予防法も交えて紹介していきます。
ニオイやかゆみを伴う不快な頭皮トラブルは、できるだけ早く治したいものですね。そのためには、まず「できもの」の正体を知ることが大切です。
主な原因は毛穴の詰まりとアクネ菌という細菌。これが増殖して頭皮に炎症を起こします。
頭はもともと皮脂の分泌量が他より多いので、毛穴に皮脂や角質、汚れなどが溜まりやすいといえます。よって不衛生になりがちで細菌が繁殖しやすく、アクネ菌のほかに黄色ブドウ球菌もできものの原因になります。
毛根は、皮脂を分泌する皮脂腺と接しています。ほかと比べて毛根が多い頭皮では、皮脂腺もそれに比例して存在するので、皮脂の分泌が盛んに行われます。
それが夏の高温多湿や、偏った食生活、疲れ、ストレスなどから、ホルモンバランスが崩れさらに皮脂の分泌量が増します。
過剰になった皮脂は、老廃物とともに毛穴に詰まります。皮膚の新陳代謝が良いと、細胞が生まれ変わるターンオーバーも機能して、古くなった皮膚はアカとなってはがれ落ちます。
でもそれがスムースにいかないと、排出すべき皮脂や老廃物が毛穴に詰まったまま、厚くなり、どんどん毛穴をふさいでしまいます。
皮脂や古い角質が毛穴に詰まった状態では、アクネ菌や黄色ブドウ球菌などの雑菌が増殖。そうしてニキビとなり、次第に炎症して痛みを引き起こします。
頭皮にできるニキビやできものは、ストレスや不規則な生活、整髪料の成分が合わないといった日常的な習慣が関わっていることも少なくありません。
ニキビが繰り返しできるという方は次のようなことがないか、見直してみてください。
お使いのシャンプー&リンス、トリートメントなどが頭皮状態に合わない場合があります。夏になって皮脂が増えたのに、シャンプーの洗浄力が弱かったり、逆に強すぎて乾燥してしまっていたり。
また整髪剤や脂っぽいワックス、グリースなども、含まれる成分が毛穴に詰まることでニキビの原因になります。
シャンプーの仕方やすすぎ方に問題があると、頭皮の汚れは洗浄されず残っている状態が続きます。そうすると毛穴が詰まり、雑菌が繁殖し炎症が起きてニキビになります。
保湿力と洗浄力を兼ね備えたタイプのシャンプーで、丁寧に洗髪し、十分すすぐことが大切です。
動物性脂肪を摂りすぎると、ホルモンバランスが乱れ、腸内で悪玉菌を増やし自律神経が崩れます。
ストレスもたまりやすく、過剰な皮脂の分泌などが生じることから、ニキビやできものができやすくなります。デリバリーや外食続きで、脂肪や食品添加物、甘いものを摂りすぎることには注意が必要です。
頭をつける寝具が不衛生なために、雑菌が繁殖してニキビができることもあります。
頭部が密着する枕カバーはもちろん、布団カバー、シーツからも雑菌が移ってしまわないよう、こまめに洗濯し、干す時には日に当て風を通すようにしましょう。
帽子を長い時間かぶっていると、頭の蒸れから雑菌の繁殖が増加します。また、帽子の素材によっても、頭皮に刺激を与えて炎症が起こり、かぶれたり毛穴がつまりやすくなったりすることも。
基本的に男性の方が、ニキビができやすいといわれます。その理由は、男性ホルモンが皮脂の分泌を増やすためです。
またケロイド体質の方や遺伝的に炎症しやすく、ニキビ跡が残りやすい方もいます。ケア方法や生活習慣を改めても、しつこくニキビができる場合には、本当に原因を探ってみましょう。
地肌がガサついたり、荒れていたりしているうちに、ボツボツとしたできものになることがありますが、その全部がニキビとはいえません。
ニキビと似ていても原因の異なる場合がありますから、正しい治療をするためによく見られる“できもの”をご紹介します。
頭皮にできやすいできものに、脂漏性皮膚炎があります。皮脂の過剰分泌で異常繁殖したカビの一種、マラセチア菌が要因となって起こります。
頭皮に炎症を起こして赤い湿疹になり、皮脂の多めな顔のTゾーンにも出やすくかゆみがあるのが特徴です。
顔や頭皮、首などにできる黒から茶色のできものです。成人以降に発症する老化現象の一つともいえ、紫外線の影響でできたシミが加齢によって盛り上がってできます。
普通は無症状ですが、炎症を起こして赤みやかゆみを伴うことがあります
シャンプー剤やカラーリングに含まれる成分の刺激で、頭皮がかぶれる状態です。
乾燥や皮脂汚れなどで地肌のバリア機能が弱まっている時にできやすく、使っているシャンプーやカラー剤などの使用をやめないと症状を繰り返すことも。
頭皮を掻くなど、皮膚を傷つけたことで炎症を起こし、化膿した症状です。初めはニキビと似ていることが多く、細菌に感染して悪化すると傷口から膿が出てきます。
そのうち、ただれ、かさぶたができて、細胞は全体的に硬くなり、抜け毛・脱毛症にもつながります。
毛穴の奥の毛根を包んでいるものを毛包といいますが、そこに主に黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が感染して炎症を生じることで起きます。
赤くてプツプツしたニキビのようなもので、ニキビと治療法も似ています。
頭皮にできるニキビを、ただの“できもの”と安易に考えるのは、ちょっと危険です。ニキビと、薄毛やハゲることにどのような関わりがあるのか、軽視できない理由を解説していきます。
顔や背中などにできるニキビは、常に清潔にして保湿も心がけることで、だいたい自然に治っていきます。
でも頭皮にできるニキビやできものは、発毛細胞の栄養状態を悪くしてしまい、正常に髪の毛が育たなくする、つまり抜け毛薄毛になるリスクを秘めているといえます。
直接ニキビのせいで、そういったことが起こるということではありませんが、ニキビができるその頭皮環境に問題があります。
頭皮にできるニキビは、抜け毛薄毛につながるSOSなのです。
ニキビができた部分は、毛穴に皮脂や汚れが詰まり、細菌繁殖の温床と化しているといえます。そのため放置すれば毛に栄養が行きわたらなくなり、髪の成長が止まったり、抜けてしまったりして薄毛になりかねません。
またニキビを潰したり、かいたりしてしまうと、毛根や奥の皮膚組織を傷つけることもあります。
また頭皮にニキビができているという状態は、皮膚や細胞組織で炎症を起こしている状態です。
よって外部の刺激から肌を守るバリア機能が低下して、地肌の乾燥やさらに皮脂分泌を招き毛穴の炎症を悪化させます。
こういった頭皮環境が、抜け毛予防や育毛の面に悪い影響を与えることはいうまでもありませんね。
頭皮のニキビ予防は、まず生活習慣から見直していきましょう。
たとえばシャンプーや整髪剤の香料など、ヘアケア商品に含まれる成分がニキビの原因になることがあります。
ニキビができた時には、いったん使用をやめて様子をみてください。
また細菌の繁殖を増長させないよう、帽子はかぶらない、地肌の通気性を良くし蒸れを抑える工夫や、枕カバーやシーツなどの寝具を清潔に保つことも必要です。
さらにゴシゴシ洗いや、ヘアブラシを強めに使って頭皮を傷つけるといったことも避けましょう。
ほかに食事は低カロリーを心がけることはもちろん、血糖値の上昇もニキビの一因になるので糖分や炭水化物を減らし、乳製品などは控えることを意識すること。
ニキビができない頭皮環境をつくることは、結果、薄毛予防につながります。
頭皮ニキビを予防のためには、毎日髪を洗いましょう。洗う際はよく泡立てたシャンプーで、丁寧に地肌を揉み込むように、汚れを浮き上がらせるイメージで洗ってください。
ただ洗浄力の強すぎるものの使用や、ゴシゴシ洗いはNG。
洗い過ぎるとバリア機能が低下し、地肌の乾燥や毛穴の炎症を招いてしまうこともあるからです。また、すすぎ残しがないように十分に流しましょう。
頭に日焼け止めを塗ることは難しいかもしれませんが、紫外線対策はした方がよいでしょう。UVカットと抗菌効果などを兼ねる頭皮スプレーを使ったり、男性用日傘を活用したりして、紫外線をしっかり防ぐことは、皮膚の健康のためには必要です。
また地肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下することがあります。
そうなると、紫外線の刺激を強く受けてしまう場合もあるので、べたつきのない頭皮用オイルやローションなどで保湿ケアもしっかり行いましょう。
頭皮にポツンとできものができる、といったことは誰でもあるはずです。でもなかなか治らなかったり、繰り返したりすると頭皮環境がさらに悪化し、薄毛のリスクも高まります。この記事ではそんな気になる頭皮ニキビの原因と、抜け毛などの関係性に触れながらケア方法について解説してきました。
ただし膿が出て長く治らない場合は、病院で治療しなければならないケースもありますので、できものの状態をチェックすることも怠らないようにしましょう。
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