頭皮のニオイ、気になりませんか？ 梅雨時、汗をかいた頭の臭いケア

温度と湿度ともに上昇していくこれからの季節。皮脂の分泌は冬の2倍ほどにもなるといわれます。そうなると一段と気になってくるのが頭皮臭。
このニオイは自分や人に不快な思いをさせるだけでなく、抜け毛や薄毛の原因とも深いかかわりがあります。
頭皮から分泌された皮脂が酸化して、細菌が繁殖していることや、ニオイを吸収しているなどなど…。頭皮のニオイは梅雨を迎えるとさらに悪化。
そこで今回はニオイの原因を探りながら、汗をかいた頭の臭いケアや、ヘッドスパやドクターズシャンプーなどの効果もご紹介します。

 

梅雨時、頭皮が臭う原因とは？

頭皮の不快なニオイは、「細菌が繁殖している」「髪がニオイを吸収している」「分泌された皮脂が酸化している」といったことが考えられます。
これらの症状は特に梅雨の季節に生じやすいのですが、ニオイの原因を理解していないと、正しい対策が取れないといったこともあるので、まず、それについて詳しく見ていきましょう。

 

細菌が繁殖しているから臭う

頭皮には、もともと常在菌などが棲息しているのですが、こうした細菌が増えるために必要なのが、「水分」と「温度」と「栄養」です。
梅雨に入るとジメジメ蒸し暑く、高温多湿になりますよね。汗をかきやすく、皮脂の分泌もかなり増えている頭皮は、細菌が繁殖するには絶好の環境なんです。
さらにこの環境の下、雑菌によって汗や皮脂、垢に含まれるタンパク質やアミノ酸、脂質などの成分の分解が一層加速することに！ その過程で不快なニオイのするガスが発生するため、臭うのです。

 

分泌された皮脂が酸化して臭う

この時期、頭皮での皮脂の分泌は冬の約2倍にもなります。仕事中にかいた汗や皮脂をずっと放置したり、洗髪などのケアが十分でないと、その皮脂は時間の経過とともに酸化して、臭いを発します。
汗をかきやすく皮脂が分泌されやすい梅雨時は、酸化で鼻をつくような加齢臭が発症しやすいシーズンでもあります。

 

外部からニオイを吸収している

水分を多く含んだ状態は、ニオイを吸収しやすいといえます。ニオイとは細菌が分解されて発するものなので、ニオイを吸収することは、そういった菌を吸収していることになるのです。
生乾きの衣類を例にすると想像しやすいかもしれませんが、頭皮も同じこと。ですから湿っている梅雨時の髪や頭皮は、外からの臭いがつきやすく、さらに皮脂を栄養に繁殖して嫌なニオイが発生することもあります。
以上の3つの要因が重なりあってしまう梅雨時は、特に頭皮のニオイに厳重注意が必要だといえますね。

 

あなたの頭皮は大丈夫？ 梅雨時のニオイ対策について

頭皮臭を抑えるには、「水分」「温度」「栄養」を遮断できれば良いのですが、梅雨に汗や皮脂をシャットアウトするのは難しいですね。
そこで細菌を繁殖させない頭皮ケアが、ことのほか重要になってきます。

 

シャンプーで頭皮のニオイを予防！

頭皮が臭う原因は、主に皮脂。つまり雑菌が繁殖するための栄養です。この皮脂をしっかり落とす洗い方をしていますか？
毎日シャンプーしているのに臭う場合は、洗い方やシャンプー剤の選び方、その後の手入れがうまくいってないかもしれません。まずは正しい洗い方を実践してみましょう。

 

1) 頭皮ブラッシング

洗髪前に、乾燥した状態で頭皮をブラッシング。汚れやほこりを落としておきます。こうすることでシャンプー剤の洗浄力がアップします。

2) お湯シャンする

洗う際には、まずお湯で頭皮の汚れを洗い流します。ここで７割程度の汚れが落ちるといわれます。

3) 直接シャンプー剤をつけない

シャンプーは直接髪や頭皮につけず、手にとって泡立てからつけるように。直接つけても全体になじみませんので気をつけましょう。

4) 洗うのは頭皮

洗うのは髪ではなく頭皮を洗うようにしましょう。洗う時には爪をたてないよう、必ず指の腹を使い頭皮全体をマッサージするように洗います。

5) すすぎは十分に

シャンプー剤をすすぐ時は、これでもかという程度まで十分にしましょう。落とした汚れが頭皮に残っていると、酸化したり雑菌がさらに繁殖してしまうので、念入りに。

6) 洗った後の放置はNG

自然乾燥はやめ、時間を置かずドライヤーで髪と頭皮を乾かしましょう。生乾きは細菌の繁殖を活発にし、ニオイを吸収しやすい状態に。洗っても臭う原因になってしまいます。

※洗いすぎないこと。
1日何度も、洗浄力の強い洗髪剤で洗う方もいますが、洗いすぎて頭皮の皮脂を根こそぎ取ると、乾燥を引き起こしかえって皮脂腺が活発になり、皮脂分泌が増えてしまいます。
ですから強い洗浄を行うよりも、ブラッシングやお湯洗いをもっと重視して、シャンプー剤は植物由来のアミノ酸配合など、優しいもので洗う方が効果的といえるでしょう。

 

汗をかいた頭皮のNG習慣とは？

良かれと思ってしていたことや、気づかなかった習慣がニオイの原因になっていることにも注意したいもの。この時期にしがちな“うっかり習慣”や、見直した方がよいことも知っておきましょう。

頭皮のニオイの上書き、注意！

ニオイが気になると、つい消臭スプレーや、デオドラントアイテムを使う方も多いのではないでしょうか。
最近、スプレーやミスト、オイルなど様々なタイプのヘアフレグランス剤があります。
殺菌、除菌などの効果もあるからと、ニオイ対策に使いがちですが、それは臭いをさらに、上書きしているだけかもしれません。
特に注意したいのは、殺菌成分が配合されているもの。通常、表皮ブドウ球菌という常在菌がほかの雑菌の繁殖を防いでいますが、殺菌成分の強いものを使うと、滅菌状態になり、逆に黄色ブドウ球菌などの強い菌が繁殖することがあります。
これでは全くの逆効果、今まで以上に嫌な臭いがすることになってしまうのです。

 

洗ってない？ 枕とピローケース

梅雨に気をつけたいのは、枕とピローケースです。枕自体、なかなか丸洗いできませんし、長い間、洗濯していない枕を使っている方も多いのではないかと思います。
洗えない場合でも、陰干ししたり日光に当てたりして殺菌をすると良いでしょう。
そしてピローケースもこまめに洗濯して、清潔に保つことが頭皮の臭いを防ぐ対策になります。
この時期、睡眠中も頭皮からは汗や皮脂の分泌が盛んに行われ、ピローケースで細菌が繁殖していることが考えられます。
せっかく洗髪しても、ずっと洗っていないピローケースだと、洗髪した意味が無くなってしまいますね。

 

梅雨に増加？ 男性ホルモンも気をつけて

うっとうしい梅雨の季節は、メンタル的にも鬱々となり、蒸し暑くて眠れないなどストレスも溜めやすいといえます。
皮脂の分泌量は、こうしたストレスが引き金になって増える男性ホルモンが大きく関わっています。
普段の食生活でも、揚げ物などは控えて、イソフラボンを含む大豆や大豆加工品を多めに摂るようにしましょう。入浴はお湯に浸かり血流を高めて、睡眠不足やストレスを避ける生活を送りましょう。ホルモンバランスを崩さないよう心がけることが重要です。

 

このように、頭皮の臭いとなる要素は、普段の習慣にも関係しています。梅雨時に衛生的な生活を送ることで、臭いを改善していきましょう！

 

洗ってもベタつく？ そんな方におすすめヘッドスパ

毎日シャンプーしても、べとべとしている。そんな頭皮汚れを効果的に落とせると人気の「ヘッドスパ」。これからの季節の頭皮にメリットがたくさんあります。

人気のヘッドスパ、効果のほどは？

シャンプーだけでは落としきれない、皮脂や汚れを取り除いてくれるのがヘッドスパ。毛穴汚れをすっきり、ニオイのもとを取ってくれるのが嬉しいですね。
美容院でのヘッドスパの魅力は、マッサージによるリラクゼーション効果と頭皮汚れの除去を同時にできること。
頭皮のマッサージは血行を高め、老廃物を排出して頭皮環境を健やかに保つだけではなく、目や肩、顔、首の筋肉をほぐし、凝りにもいい影響を与えてくれます。
発毛や育毛がしやすい状態にして、薄毛予防にも結びついています。頭皮や髪の保湿などの美容効果は、ヘッドスパでしか味わえないメリットでしょう。

ヘッドスパにはこんな種類がある

炭酸ヘッドスパ、オイルヘッドスパ、クリームバス、クレンジングスパなど、使用する成分により様々あるのもヘッドスパのメリット。
皮脂が多い方には炭酸、乾燥を感じる頭皮へはクリーム系というように、その方の頭皮状況に合わせて選ぶこともできます。

 

もっと本格ケアをしたいなら、医療専門ヘアケア商品

薄毛治療を行う医師も、治療で発毛した毛髪のためには日々のケアが必要と考えています。そこで自宅で本格的な対策もできればという方は、ドクターズヘアケア商品に変えてみるのもおすすめです。

 

薄毛やHARG治療にあたる医師によって開発

ドクターズヘアケア商品は、発毛や育毛の促進から白髪ケアまで、髪全般をトータルサポートするという医師の視点が生かされています。
皮脂や毛穴汚れの除去にとどまらず、発毛の司令塔ともいえる毛乳頭細胞を増やし、活性化させる成分が配合されるというのがドクターズヘアケア商品の強み。
頭皮の土台から変えて発毛周期を正常化し、太く丈夫な発毛へと働きかけます。
薄毛治療専門クリニックなどで医師が治療の一環で使用したり、販売したりしていることがあるのでチェックしてみましょう。

 

医学的研究に基づいた有効成分

ドクターズヘアケア商品には、薄毛治療で効果の高いとされる有効成分が配合されています。
例えば、遺伝や男性ホルモンの影響で起こる薄毛AGAの原因とされる物質、ジヒドロテストステロン（DHT）を作り出す作用を阻止する成分や、毛母細胞の死滅を抑制して、抜け毛を予防する成分など。
最新の皮膚科学研究から生まれた成分や、髪に優しい植物成分なども相乗効果を高めるバランスで配合しているといいます。
さらに安全性を重視した医薬部外品として、薄毛治療中の方だけでなく、早めの薄毛予防したい方のホームケア用として使えます。

 

まとめ

梅雨を迎えるとさらに悪化する頭皮のニオイ。そこで今回はニオイの原因を探りながら、汗をかいた頭の臭いケアや、ヘッドスパやドクターズシャンプーなどの効果もご紹介してきました。
頭皮の臭いとなる要素は普段の習慣にも関係しています。梅雨時に衛生的な生活を送ることで、臭いを改善していきましょう！
さらに洗っても消えないニオイ対策には、ヘッドスパやドクターズヘアケア商品など、プラスαのケアを試して薄毛につながるニオイをケアしていきましょう。