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AGA治療薬の中には、妊娠中の女性が服用したり触ったりしたときに、お腹の中の胎児に影響を及ぼすものがあります。
もしもパートナーが妊娠している場合には、AGA治療の取り扱いに十分注意したいですね。今回は、子作りをする際に必ず知っておきたい、AGA治療薬による妊娠への影響についてご紹介いたします。
男性の体内で増殖して抜け毛を引き起こす悪玉男性ホルモンのジヒドロテストステロンは、AGAの大きな原因となります。AGA治療に使われる薬のうち、フィナステリドやデュタステリドという成分には、このジヒドロテストステロンの産生を抑止する効果があります。
フィナステリドやデュタステリドはAGA患者にとってとても有益な治療薬となりますが、取り扱いに気をつけなければならないということも知っておきましょう。
AGAの治療薬には、胎児の催奇形性(さいきけいせい)があるものが存在します。催奇形性というのは、薬の成分によってお腹の中の子供に奇形のリスクが起きることです。
妊娠中の女性がフィナステリドやデュタステリドといった成分を含むAGA治療薬を服用すると、薬の作用で胎児の発達に影響が起きる可能性が考えられます。男児を妊娠中にフィナステリドやデュタステリドを服用することで胎児のジヒドロテストステロン値が低下すると、生殖器などの発達に悪影響が起きることもあるのです。
フィナステリドやデュタステリドは、女性の使用が原則認められていない薬剤です。妊娠中や授乳中はもちろんのこと、妊娠の可能性がない場合であっても女性は服用を避けるようにしましょう。
フィナステリドやデュタステリドには、経皮吸収される成分が含まれています。そのため、妊娠中や授乳期の女性は薬剤に触らないようにしたいもの。AGA治療のためにこれらの薬剤を服用している男性は、パートナーの女性に対して薬の特性をきちんと説明し、触らないよう伝えておくことが大切です。
「AGA治療薬は女性にとって危険だから、子作りを考えている男性は使えない」と考える方もいるかもしれません。しかし結論からいうと、フィナステリドやデュタステリドを含むAGA治療薬を服用していても、子作りにはほぼ影響がないとされています。
AGA治療薬プロペシアの製造販売をしているMSD社の研究によると、プロペシアを6週間続けて服用した場合、精液に移行した成分量は0.00076%以下だったそうです。また、人間によく似た体をもつアカゲザルへの投与実験でも、フィナステリドやデュタステリドによる催奇形性が起きるリスクは限りなく低いことが証明されています。
妊娠中や授乳中の女性がフィナステリドやデュタステリドといったAGA治療薬を服用したり触れたりすることには高いリスクがあります。ただし、これらの薬を服用している男性が子作りをしてもほとんど影響はないと考えられています。
もしも服用に関して心配なことがある場合には、クリニックで納得いくまで相談するのがおすすめですよ。
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